自動車整備ソフトの比較方法|同条件で見積を取るための10項目チェックリスト

自動車整備ソフトの比較がうまくいかない原因は、たいていの場合「各社がそれぞれ違う条件で見積を出してくる」ことにあります。台数もデータもサポート範囲も違う見積書を並べても、比較にはなりません。この記事では、同じ土俵に載せるための10項目のチェックリストを示します。

比較の前にやること|自社の条件を数字にする

見積依頼の前に、次の5つを紙に書き出してください。これがそのまま各社への提示条件になります。

  • 1か月あたりの見積・請求の枚数
  • 年間の車検台数と点検台数
  • 登録済みの顧客件数・車両件数(現在の台帳の規模)
  • 同時に使いたい端末の台数(フロント/工場/事務所)
  • いま使っている帳票の種類(見積書・請求書・作業指示書・記録簿・注文書など)

比較10項目チェックリスト

#確認項目確認の仕方
1データCSV出力の可否顧客・車両・伝票・入金の4種すべて出力できるか。出力に費用がかかるか
2契約期間中のアップデート料金に含まれるか。年に何回提供されるか。法改正時の対応実績
3インボイス制度への対応登録番号の印字、税率区分の記載、端数処理の方式
4IT導入補助金の対象か対象となる型番・プラン。支援事業者としての登録有無
5OSS(電子保適)への対応継続検査の申請データを作成できるか
6電子車検証への対応ICタグ読み取り機器との連携、記録等事務代行への対応
7訪問対応の範囲自社エリアが訪問範囲か。有償か無償か。購入後も来るか
8情報公開と更新頻度公式サイトで製品情報が更新されているか。制度改正の告知履歴
9ライセンス体系2台目以降の費用。拠点が増えたときの料金の増え方
10解約条件最低利用期間、解約手数料、解約後のデータの扱い

1〜8は当サイトの重要確認項目としてトップページで詳しく解説しています。どれか1つでも欠けると後から必ず困る項目なので、総合点よりも「自社にとって致命的になる項目が満たされているか」を先に見てください。

見積依頼の文面はこう書く

次のように条件を文章化して各社に同じものを送ると、比較できる見積が返ってきます。

  • 「フロント1台・工場1台の同時利用。将来もう1台追加の可能性あり」
  • 「日整連作業点数データ、純正部品データ、諸元データを利用予定」
  • 「電話・リモートサポートは必須。訪問は年1回程度を想定」
  • 「契約期間は5年と月払の両方で見積を希望」
  • 「顧客・車両・伝票・入金のCSV出力可否と、その費用を明記してほしい」

トライアルで測るべき2つの時間

デモやトライアルでは、担当者が用意したサンプルではなく自社の実際の顧客名と車両で入力してください。そのうえで次の2つを測ります。

  1. 車検見積を1件作り終えるまでの時間とクリック数:最も件数の多い作業です。ここが遅い製品は、機能が多くても日々の負担になります。
  2. 翌々月に車検満了を迎える車両を抽出するまでの時間:車検案内は整備工場の売上の源泉です。この抽出が数クリックで終わらない製品は、案内が続きません。

まとめ

整備ソフトの比較は、製品の優劣を当てるゲームではなく自社の条件を揃えて各社に同じ質問をする作業です。条件を揃えた瞬間に、各社の得意・不得意がはっきり見えます。

整備・車販・鈑金の代表40社を同じ物差しで並べた比較表を無料で配布しています。データCSV出力の可否、アップデート、インボイス制度、IT導入補助金、OSS、電子車検証への対応を1枚で見比べられます。

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※ご請求は自動車整備/自動車販売/自動車鈑金などの事業者様に限らせていただきます。

よくある質問

Q. 自動車整備ソフトの比較で最初に見るべき項目は何ですか?
A. 他社切替時のデータCSV出力(顧客・車両・伝票・入金)の可否です。ここが欠けていると、将来どの製品に乗り換える場合でも蓄積したデータを失います。長期的な損失が最も大きい項目です。
Q. 何社くらいから見積を取ればよいですか?
A. 3社前後が現実的です。それ以上に増やすより、台数・搭載データ・サポート範囲・オプションという条件を揃えて依頼するほうが、比較の精度は上がります。
Q. デモやトライアルでは何を見ればよいですか?
A. 画面の見た目ではなく、自社で最も件数の多い作業を最短で終えられるかです。車検の見積を1件作るのに何クリック必要か、車検満了車両の抽出が何秒で終わるかを実際に測ってください。
Q. 比較表はどこで手に入りますか?
A. 当サイトで整備・車販・鈑金の代表40社を同じ確認項目で整理した比較表を無料配布しています。自社の必須条件で絞り込む用途にお使いください。

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