車検ソフト・車検管理システムの選び方|車検案内で売上をつくる機能の見極め方

整備工場の売上は、新規の飛び込みではなく既存客の車検・点検のリピートで決まります。だからこそ整備ソフトを選ぶときは、見積や請求の使いやすさ以上に「車検案内をどれだけ楽に、確実に出せるか」を見るべきです。この記事では、車検ソフト(車検管理システム)として見るときの評価軸を解説します。

車検管理機能で見るべき5つのポイント

1. 満了日からの抽出が数クリックで終わるか

「来月満了の車両」「翌々月満了で前回入庫がある車両」といった条件で、すぐにリストが出るか。ここに時間がかかる製品は、忙しい月に案内が止まります。トライアル時に実際に測ってください。

2. 抽出条件を保存して繰り返し使えるか

案内は毎月出す作業です。毎回条件を組み直す必要がある製品と、保存した条件をワンクリックで呼び出せる製品では、年間の作業時間が大きく変わります。

3. 出力先が複数あるか(ハガキ・DM・メール・SMS)

顧客層によって届く手段は違います。同じ抽出結果から、宛名印刷用のデータとメール・SMS用のリストを両方出せるかを確認してください。

4. 案内履歴が車両ごとに残るか

いつ・どの手段で案内したかが車両単位で残ると、二重案内を防げますし、反応率の集計もできます。「案内したのに来なかった車両」を次の施策の対象にできるかどうかが差になります。

5. 点検・車検以外の周期案内も出せるか

オイル交換、タイヤ交換、法定12か月点検、メンテナンスパックの次回来店。車検だけでなく、これらの周期案内を同じ仕組みで回せると来店頻度が上がります。

車検業務そのものを支える機能

機能確認内容
見積・請求法定費用(自賠責・重量税・印紙)と整備費用を分けて表示できるか
作業点数データ日整連の作業点数データを搭載しているか。更新が契約に含まれるか
点検整備記録簿使用する別表の様式に対応しているか、様式改訂時に更新されるか
OSS(電子保適)継続検査の電子申請に必要なデータを作成できるか
電子車検証ICタグの読み取り、記録等事務代行業務への対応
予約管理入庫予定と代車の空き状況を同じ画面で見られるか

点検整備記録簿は様式が定められており、記載方法にも決まりがあります。システム任せにせず、出力された記録簿が自社の使用する様式・記載方法に合っているかを一度は目で確認してください。詳しくは点検整備記録簿の解説サイトもご覧ください。

投資回収はここで判断する

車検管理機能の価値は、次の式で概算できます。

  • 案内を出せる台数 × 反応率の改善分 × 車検1台あたりの粗利

これまで案内を出せていなかった車両に届くようになれば、月額利用料は数台の入庫増で回収できる計算になります。逆に言えば、抽出と案内が面倒で結局使わない製品は、どれだけ機能が多くても投資回収できません。トライアルで実際に案内リストを1回作ってみることが、最も確実な判断材料です。

まとめ

車検ソフト選びは、機能一覧の広さではなく毎月の案内が続く仕組みになっているかで判断してください。抽出の速さ、条件の保存、出力手段の多さ、履歴の記録。この4つが揃っていれば、車検の入庫は積み上がっていきます。

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よくある質問

Q. 車検ソフトと整備ソフトは別のものですか?
A. 多くの場合は同じものです。整備ソフトの中の車検管理機能を指して車検ソフトと呼ぶことが一般的で、車検専用の独立した製品が必要になるケースは多くありません。
Q. 車検案内はハガキとメール・SMSのどちらがよいですか?
A. 顧客層によって届く手段が違うため、併用が基本です。システム側で同じ抽出条件からハガキ用の宛名データとメール・SMS用のリストを両方出せるかを確認してください。
Q. 車検の案内は満了日の何か月前に出すのが一般的ですか?
A. 1回で終わらせず、数か月前・1か月前・直前と複数回に分けて案内するのが定着しやすい運用です。システムに複数回の抽出条件を保存できるかが実務では効きます。
Q. 車検の入庫実績はどう管理すればよいですか?
A. 案内を出した対象と、実際に入庫した車両を突き合わせて反応率を出せると改善につながります。案内履歴が車両ごとに残る製品を選んでください。

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